数年前にシーボーグ300Jが出たので飛びつこうかと思ったけれど、自重が結構あったことと価格もびっくりで断念していた。
シーボーグに150Jの左巻きが出たので買わない理由は無い。左ハンドルに加え、チョイ巻き機能もあり、なお同じサイズの電動リールに比しても軽量かつパワーが強力だ。
軽量なのでアジ、キス釣りにももってこいだし、パワーもあるので夏場はサビキノマセ釣りにも大活躍でした。
今は太刀魚釣りに大活躍。右手一本で、右親指1本でジョグダイアルによって誘いも巻き上げもちょちょいのちょい。こんな機能的な電動リールはなかなか無いな。
泉南や明石の釣りは流し釣り。常に底を取ってはポイントを外れると巻き上げる結構忙しい釣りだ。駆け上がりを流すことも多いからチョイ巻き機能や左ハンドルでしょっちゅう底を取りながらの釣りになる。このシーボーグ150Jは大阪湾のボート釣り師、特に船頭には抜群の電動リールになるに違いないと思った。
が、しかしである。故障が続く。私の個人的な意見としてはこの製品は致命的な欠陥があるのではないかと思っている。
3月に使い始めて何匹か40cm超の大アジを釣ったら突然糸落ちが悪くなった。次の釣行では問題なく糸が落ちたが、6月にキス釣り中に糸が落ちにくくなった。
スプールが何か引っかかるような感じ。モーターも空回りする感じで巻き上げず、指でアシストしてようやく回り始めた。
3週間後修理から戻ってきたが、スプール回転調整のみになっている。問題が特定できなかったと思われる。様子を見てほしいとブンブン高井田店。もちろん保証期間内無償修理。
次に使用したのは8月の鰆やメジロを狙ってのイワシサビキのませ釣り。最近落とし込み釣りと言われているな。
最初のメジロは快調に巻き上げて取り込み。次の鰆も快適取り込み。しかしまた糸が落ちない症状が再発。手で糸を引きだして仕掛けを落とすも、イワシの群れを外してしまい釣りにならない。
2回目の修理。同
じ症状を説明。違うのは大アジが鰆に変わったことくらい。お店の人も「またですか～」と顔を覚えてますがな。修理中、3週間も手元に無いので思わずもう一台買ってしまった。故障続きで修理に出しているにも関わらず、機能性の良さは買いなのだろう。
修理から帰ってきた。またもや、フィードバックは同じだ。スプール回転調整と書いてある。無償修理ではあるが、根本的原因は全くつきとめてない。一応見ました程度だ。
ブンブン高井田店もどうしようもあるまい。
そして復活したリールを今度は太刀魚釣りに投入。40号の錘を付けた天秤仕掛けで常に巻き巻き。太刀魚が掛れば高速巻きあげだ。
20本程釣ったら突然慣れ親しんだ症状が再発。仕掛けが落ちていきません。そのまま海に捨ててしまおうかとも思いましたが、そこは大人になってブンブン高井田店へ（笑）
3回目の修理。こりゃ構造的欠陥以外の何物でもない。あちこちから
同じ症状の故障がダイワに上がっているはず。きっちり確認して欲しいと強く要望。私の個人的な見解ですが、大物を掛けるか長時間負荷が掛り続けているとスプールに歪みが出るのか、スムーズに回転しなくなる。熱のせいか、そもそも強度の問題なのか不明だが、熱が引くとスムーズな回転が復活するのかも知れない。
実際大阪湾で釣りをする人達からの修理が多いと言っている。ダイワでも調べているらしいが、修理点検する際には問題が再現出来ないのかもしれない。
何なら我が艇に乗りに来い！と言いたいところであるが、肝心の大物が釣れないと症状が出ない恐れがあるなぁ～。
太刀魚釣りシーズンで修理続出になるんじゃないかと思う。
僚船の船頭さん達も同じ症状で修理に出したと聞いている。リコールを決定する製品クレームの閾値が如何程かはわかりませんが、私の怒りと失望の閾値はとっくに超えております。
もう1台も故障し
たらまたもう1台買ってしまうくらい気に入っているだけに、ダイワにはしっかり原因究明と改良をして欲しいものです。ま、ダイワは今回の問題以前に潮噛みし過ぎですけどね。
先日、ブンブン高井田店から電話があって新品交換になったと。原因不明のまま、とりあえず新品に交換するから様子を見てほしいと。
さてさて、今後どうなるのか、シーボーグ150Jから目が離せない！とか言っているのは私だけかな。(笑)
いいリールなんだけどなぁ～。
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