マイボートで釣りに行くとなると、自分が釣りをするだけでなく、ボートに乗っけた人に釣ってもらうという責任が加わる。
もちろんそれだけでなく、乗せて行く人の安全を確保するのも重要な責任だ。
したがって、まずは天気の読みをしっかりすること。これは経験がずいぶん助けてくれる。
それに加え、天気予報のサービスが10年前よりも情報の精度、量ともに改善されてきたことが大きな助けになっている。
我が艇のゲストは平日には仕事をしているサラリーマン達だから、週末しか出漁できない。
こういう条件となると、どうしても船頭は無理して出漁しがちになる。
めったに釣りに行かないメンバーともなるとずいぶん前から楽しみにしていて、予定もその為に空けているのでなおさらなんとかして出漁したくなる。
ここで踏みとどまるのが船頭の大事なところで、かつ辛いところだ。
もちろん、ゲストに釣ってもらうことが重要だから、ゲストによって釣りものを選ぶし、それに合わせてゲストを呼ぶ日も潮に合わせて選ぶ。
アタリがないのは辛いし、仕掛けの扱いが難しい釣りも具合が悪い。
でも少しはチャレンジもないと面白くはないだろう。魚種も多い方が間違いなく喜ばれるが、魚を釣るにはその魚の都合にあった道具と仕掛けが必要だから悩ましい。
ガシラぐらいしか確実に釣れない4月から5月中旬までは大潮の日に初心者ゲストを招待してもどうしようもない。
ガシラの時合をメインに考えて、その他の時間は一瞬だけメバルや鯛にチャレンジしてみよう~というコーナーを設ける。
釣りにならない時間帯は、のんびり曳き釣りでサバやハマチを狙うのも漁業体験みたいで初心者には好評だ。
6月から秋にかけては大アジが格好の狙いものとなるが、潮が小さい日や、時合いにポイントに入れないなら招待しても暑いだけでどうしようもない。
大アジの時合をメインに考えて、その時合まではキス釣りやガシラ釣り、太刀魚釣りなどを組み合わせる。
初心者を乗せる時は坊主確率が高い釣りはしない。
釣りがそれほど好きでもないのにアタリもなければ二度と釣りに行かないだろう。
ゲストを乗せて釣りに行く、船頭は結構大変なのだ。
たとえば、
① 一発大物狙いが好みか、おかず狙いが好みか。
② 体育会系か、なんちゃってか。
③ 自分でできるか、介助が必要か。
④ 釣りに燃えているか、遠足気分か。
② 体育会系か、なんちゃってか。
③ 自分でできるか、介助が必要か。
④ 釣りに燃えているか、遠足気分か。
また暖かくなると普段は釣りに行かないゲストを乗せる機会が増えてくるだろう。
楽しんでもらうために、計画と準備をしっかりやるのも船頭の楽しみの一つだから、今年もいろいろなゲストを乗せて釣りに行こう。
ボート釣り、自分が釣るだけでなく、ゲストを楽しませるという楽しみもあるなぁ~。
係留先を変えたことはゲストさん達にも朗報だろう。
今年も素人船頭を楽しもう。
0 件のコメント:
コメントを投稿